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たまとの出会い

たまとの出会いは2000年 9月15日。

店休日明けの金曜日、3軒隣の店の前で不動産屋さんのおばちゃんとクリーニング店のおばちゃんが

植木鉢のたくさん置かれている所をジット見ながら何やら話していた。

なんだか気になったので、「どうしたんですか~?」と、声を掛けてみた。

「ネコが居るとよ~。」

するとそこには、手のひらに乗せられるほど小さな子猫がうずくまってジッとこっちを見ていた。

(キャーかわいい!♪♪)

と思ったけれどうちでは飼ってあげる事も出来ないし・・・・・。

店に戻って、主人に子猫の事を話しても

「ふ~~ん・・・・・」

やっぱりダメだ。(><)

主人はネコ嫌い。ではなくネコはあまり好きではないらしい。

それでも気になって何度か店からその場所を見たら、

さっきのおばちゃん達がまだ居たので飼ってくれるのかな?.............

そうじゃなければ時間が経てばどっか行っちゃうかな?とか考えていた。

どっちにしても私はどうしてあげる事も出来ないのだから、

ここはぐっとこらえて見に行くのは止めよう。

それからだいぶ時間が経って、おばちゃん達も居なくなりあのお店の前は静かになっていた。

もう居ないだろうなぁ、という気持ちで見に行ったら...........。

あれ?まだ居た!!........

しかも、植木鉢と植木鉢の間にうずくまったまま声をかけても

うつろな目でこちらを見てまたすぐにうずくまってしまった。

とっさに私は、(ご飯あげなきゃ、お腹が減って死んでしまう)と思った。

幸い近所にペットショップがあったので、

主人に内緒で子猫用の缶詰を1個買いポケットに忍ばせておいた。

そしてタイミングを見計らって主人に、

「子猫がまだ同じ場所に居ったったい、ご飯をあげんと弱ってしにそうやけん、ご飯やってもいい?」

(博多弁まるだしです。)(^^;)

と、聞くと主人は「ご飯をあげたら責任もたんと行かんぞ!」と言ったが、

「じゃあ、あの店の前でやって来るけん」と訳の分からない言い訳をして出て行った。

そしたら、さっきまで閉まっていたそのお店はシャッターが開いていて、

中にそのお店の娘さんが居た。

私が子猫ご飯をあげようと店の前をウロウロしていたのに気づいた娘さんが

「どうしたんですか?」と、声を掛けてきた。

私は「朝からここに子猫が居るんです。」と言うと、

その娘さん「キャー私、ネコ苦手なんです~!」と.............。


私は、即座に子猫を抱き上げ自分の店の裏に連れて来てしまった。

後先の事とか考えず、とにかくその時は子猫にご飯を食べさせてあげなきゃという気持でいっぱいでした。



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